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2004.04.16

中国的成果主義

大きな本屋でしか見かけないので一般にはあまり馴染みがないが、
リクルートのワークス研究所が「Works」という雑誌を隔月で出している。
その最新号の特集が「中国―競争とマネジメントのダイナミズム」。
中国の人事マネジメントというと、現地で日本企業うまくいってねえな、
という話に終始しがちな昨今であるが、ここでは成果主義を先取りしている
先駆者として中国を位置づけ、現地取材を中心に深く切り込んでいる。

本誌で紹介している中国企業の人事戦略や評価制度を見ていくと、
かつての「鉄飯碗」の面影は見られない。能力の高い者に権限と報酬を与え、
そうでない者は脱落させていく厳しい成果主義的施策を導入しているのだが、
それは非情な仕組みでも単なる結果主義でもなく、人の成長と有為の人材の
獲得に力点が置かれているのが興味深い。
確かに、これらの先進事例から日本の会社が学ぶべき点は大いにある。

欲を言えば、取材先企業がIT関連企業中心になっているが、もっと他の
業種も見てみたい気はする。一応共産主義国家であるから党や組合と
面倒くさいことはないのかなといった興味もあるが、そこまでやると雑誌の
キャパを超え、書籍の世界に入ってしまうか。
ちなみにこの特集、全50ページもボリュームがあり、日系企業と関わりの
ある中国人による座談会や、現地化を進め健闘しているサントリーなど
日系企業の話も入っている。
成果主義を軸にした日中比較論としても読め、なかなか面白い。

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» 从 Works 学到的中国和日本的人事差异 [Kreny' Weblog]
开始写论文了,找来找去还是[ Works ]的文章最深入浅出。介绍的事例有三得利,松下,北大方正等等,从日本和中国两个方面,从留学生和管理者等多个角度阐述当前外... [続きを読む]

受信: 2004.08.12 22:37

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