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2004.06.26

「孝政」考

札幌3連戦でオレ竜が巨人を3タテ!
これで優勝が見えてくるほど簡単なものではないんだろうけれど、キャンプから
気がふれたようにバットを振り込み、ノックを受けてきた選手たちが試行錯誤を
重ね、着実に成長していく姿を見られるのは嬉しいの一言に尽きる。
私は落合ファンかつ非ドラゴンズファンだったのだが、いつの間にかチームや
選手に感情移入するようになってしまった。
ジャイアンツにも好きな選手が何人かいるんだが、見ていてあまり楽しくないのは
そうした現在進行形のストーリーの有無が大きいのだろうと思う。

そんな好調なチームの中で、一人だけ蚊帳の外なのが鈴木孝政コーチである。
14日にファームへ配置転換。スポーツ新聞は「降格」と書きたてた。
落合監督は以前から「優秀なコーチほど二軍に置きたい」と言い、今回の配置
転換も「(二軍に落ちたローテーション投手陣を)ピッチャーの責任者に立て直して
もらいたい」とわざわざ説明している。
その意味では、従来の常識にとらわれない俺竜の「昇格人事」と見えなくも
ないのだが、肝心のご本人が「そっち(記者)だって、今まで(落合監督との
関係が)おかしいって薄々は分かってた事でしょ」と発言し、自ら監督との
関係悪化を明かして、その配慮を台なしにしてしまった。
(ネタ元は東スポなのでアレだが、ちゃんとコメントを取っている)。
困ったことに、別の場所では今シーズン後の退団さえ示唆している。

鈴木コーチは就任直後から、ズレた行動や言動が多かった。
また、落合監督との意見の食い違いや戦術に関わることを外部にペラペラ喋る
傾向が強かった。マスコミへのサービスもあるのだろうけれど、これらは余計な
情報は外部に出さず、直接のコミュニケーションを重視する監督の方針と
真っ向から対立するものだ。
おそらく、人間・鈴木孝政氏は好人物なのだろうが、組織の一員としては
うかつ過ぎると言わざるを得ない。というかこの人、ヘッドコーチの肩書きに
舞い上がってしまい、No2のポジションを過剰に意識し過ぎた節がある。
「降格」だとしても、あまり同情の余地はない。

しかし、評論家時代から「優秀なコーチほど二軍に置きたい」と言っていた落合
監督が、使えない人材をそちらに追放するのだろうか。
1 異分子を隔離した
2 本気で故障者の再生を任せた
その意図は果たしてどちらにあるのか?
以下は落合オタの勝手な妄想だが、おそらくどちらもYesなんじゃないのか。
意を汲んで、故障者をいち早く復活させてくれればそれで良し。でなければ
そのままチームの邪魔をしないで静かにしていてくれ、と。
どっちに転んでも、プラスはあってもマイナスはなさそうだ。
巷間言われているように、鈴木コーチがフロントからのお目付け役だったと
したら、そういう人物を隔離できる力を獲得したことを示している、かも。

で、長々書いて何が言いたかったかというと、この辺りの対処を見ても、落合
監督の手腕は想像以上に大したものなんじゃないか、ということである。
「経験がないからダメ」と言っていた評論家の方たち、どうもこんにちは。
ただ、この人事がくだらないOB連中の攻撃材料にされる恐れはあるのだが…。

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