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2004.09.30

老人と膿

台風で優勝のかかったスワローズvsドラゴンズ戦が中止になった翌日、
スポーツ新聞の一面は渡辺恒雄氏と長島茂雄氏のツーショットで
飾られたのだった。
ドラゴンズ優勝の可能性が高いこの日に大きなニュースをぶつけてくる
浅ましさは、まあライバル社同士のことだから100歩ゆずってOKとしよう。
だが、許せないのは球界の大功労者であり、大病の後リハビリ中の
高齢者を、わざわざ大手町まで呼びつけて写真を撮らせ、世間にさらした
行為そのものである。
だいたい、なんで辞任した元オーナーとの2ショットなんだ?
辞任してもこんなに権力あるんだぜ、といいたいのかね。
それとも、楽天に頭を下げたニュースを打ち消したかったのか。
こんなゲスな行為を美談として掲載する媒体も、あきらかに
感覚が麻痺しているとしか思えない。

なんか、プロ野球界隈は薄汚い話が多すぎて、そりゃファンも離れますな。
12球団制は維持されたが、大きな流れとしてプロ野球は衰退する
方向に向かっているのだろう。


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2004.09.28

オレ竜ガッツポーズ!

本日ヤクルト戦勝利にてドラゴンズ、マジック1!
落合監督が珍しくガッツポーズ!
でも、神宮へ観戦に行っていながら見逃したorz

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2004.09.17

別にいいじゃん

そろそろ来る頃だと思っていたら、やっぱり出た。
日経ビジネス9月13日号の「ひと烈伝」に落合監督登場である。書き手は浜田昭八氏。
職人タイプで監督向きとは思われていなかったこの人が、選手を前面に押し出し、
「目立たず、威張らず、怠らず」と自分は黒子に徹しながら、いかにチームを掌握し
動かしているかが冷静に分析されている。
現役時代からあらゆることの準備を入念に行っていたエピソードや、「日本一を
目指す」など、話題になった強気発言を他の新人監督への「口撃」の視点から
読み解いているあたりが面白い。
最後にマスコミやOBとの関係の悪さに懸念を表明して、記事は締めくくられている。

確かにくだらぬ要因で落合監督の立場が危うくなるのは一ファンとして心配では
あるのだが、一方でこういう記事を見るとマスコミやOBには嫌われたままで
別にでいいじゃん、とも思う。
記事が消されたときのために、一部を引用しておこう。

中日の戦いぶりについては、別の機会に譲るとして、今回は落合の試合前の動きに
ついてだけ記しておきたい。それは打撃練習にことのほか目を光らせているという
ことだ。主力選手だけでなく、控え選手がバッティングケージに入っても後ろから
アドバイスの声を絶やさない。
(中略)
他チームの監督の多くはこの時間、何をしているか。ダッグアウトのベンチに腰を
落ち着けて、タレントまがいの評論家やベンチリポーター、担当記者たちと他愛も
ない会話を繰り返しているのが常なのだ。

(毎日新聞「六車護のスポーツ万華鏡」9月16日)

「落合監督はマスメディアへの対応が悪い」という批判がよくなされる。
しかし実態がこういうことなら、メディアなんか後回しにして大いに結構というものだ。

以前ラジオ実況で「マスコミに対応しないのは、その後ろにいるファンを無視する
行為」と言った阿呆なアナウンサーがいたが、別にファンは応援チームについている
のであって、マスコミについているわけではない。
新聞や放送媒体は新規参入があまりない閉じられた世界で、多くの場合、他に
代わりがないからその媒体を視聴しているだけなのである。
主役はあくまで選手、チームであり、メディアは伝達者に過ぎない(もちろん伝達者と
しての重要な役割そ担っているが、それはまた別の次元の話である)。
少なくとも、「メディア軽視=ファン軽視」ではないし、自分たちの仕事がしにくいからと
いって、ファンをダシにして批判するのはやめた方がいい。世界の松下氏ね。

ドラゴンズが好成績を残した現在、自分が下したシーズン前の低評価などどこかに
置いて落合采配を賞賛している解説者や記者が少なくないが、この人たちは成績が
落ちた途端、今回の態度のようにまた、臆面もなくくるりと手のひらを返すんだろう。
でも、プロ野球の成績など相手のあることだ。良い時期も悪い時期もあるのが当然。
そんなことより、野球に真摯に取り組み選手が素晴らしいプレイを見せてくれる限り、
文句はいうかもしれないが、おいらは落合監督とドラゴンズを応援しつづけようと思う。
優勝が確定的になった今、あえて言ってみますた。


追記
先日の「うるぐす」で江川卓氏が落合語録を解析。
その中で、試合前に報道陣を相手にしないのは、その分の時間を選手との
コミュニケーションに振り向けるため。だから、時間がかかると予想していた
落合野球の浸透が1シーズンでできたのだと鋭く指摘。
江川には借金返済のための読売ヨイショ仕事は適当にやり過ごして、
真正面から野球評論をして欲しいと激しくきぼんするのだが…。

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2004.09.09

9.07

9月7日(火)

8:00 起床。わき腹が痛む。
8:05 トイレ行けば復活すると思ったら、尋常じゃない痛みに発展。
    布団の上でのたうち回る。
8:15 Webで症状を調べようと思ってPCの電源をオンにするが、
    まともにイスに座っていられず、こんなことをするヒマがあったら
    さっさと病院へ行くべき状況だなと気付く。
8:20 そういえば、明日は大事な出張取材のアポがあることを思い出し、
    病院へ行くのを躊躇。自力復活に賭けてみる。
8:30 自力復活挫折。保険証を探すがこういうときに限って見つからない。
8:35 歩けないほどの痛み。救急車を呼ぼうかと思ったが、婿入り前の
    男の子の恥じらいで躊躇。痛みがやわらぐのを待つ。
8:45 痛みがやや引いたので、短パンとTシャツに着替えて病院へ。
    台所の腐ったネギの匂いで、そうだ、今日は生ゴミの日だ、出さなきゃと
    思い出すが、そんな場合じゃないなとすぐ気付く。
8:50 近所の総合病院に到着。普段なら徒歩1分のところに5分かかる。
    受付で「急患でたのんます」と言ったあと、待合のソファに倒れ、のたうち回る。

    その後、急患室に運ばれてのたうち回っていると、医者が来て
    診察。入院とのご託宣。そういえば、今日は中日vs巨人戦。
    頭ではTVを見られるか気になったが、身体は痛みでのたうち回り続ける。
    痛み止めの注射と座薬をそれぞれ二つずつぶち込まれる。
    いつのまにか採血され、右腕には点滴の処置もされていた。
    病室に運び込まれたあたりで痛み止めが効き始め、頭がボーっと
    してくるとほぼ同時に記憶がなくなる。

    目が覚めると「結石です」と看護婦。
    「真珠みたいに、いい値で売れないっすか」と尋ねると
    「欲しがる人、いますかね?」とつれない。
    その後、結石は3.3mmもあることが判明。
    結局、点滴5本打ち、各種検査を行って翌日退院。

    そんなわけで、ご迷惑をおかけした皆さま、御免なさい。
    それにしても、一人暮らしのわびしさよ。
    
    

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2004.09.01

ぼくがニートだった頃

ぼくがニートだった頃、一番困ったのはどこにも居場所がなかったことだ。
お金なんてあるわけないから、親に甘えて実家に置いてもらっていたが、
何も言わないけど確実にこちらを凝視している周囲の目がきつかった。
それでとりあえず毎日家を出るのだが、行くあてはどこにもない。
しょうがないから図書館行って本でも読むか、天気のいい日は多摩川の河原で
ビールを飲んで昼寝でもするしかなかった。
はたから見たら、いい年こいてぶらぶらしやがってと思われただろうけど、
本人は見た目ほど気楽ではなかった。
社会に出た友人たちは忙しく働き、収入格差もあるから気軽に声をかける
ことができなくなり、何となく疎遠になっていく。新しい仲間ができる機会なんて
あるわけもない。そうやって物理的だけじゃなく、精神的にも社会的にも
自分の居場所がじわりじわりと狭まっていく感じにはかなり参った。

ニート―フリーターでもなく失業者でもなく」(玄田有史 曲沼美恵)は
その辺りの当事者の焦燥感にも焦点を当てている点が新鮮に感じられた。
本書は玄田氏による各種データに基づいたニートの分析と、曲沼氏による
ニートである数人の個人のレポート、そして有力なニート予防策と考え
られる、すべての14歳に1週間にわたる職場体験を行わせている神戸と
富山の事例レポート、両著者の見解へと続く。
なぜ、中学二年生のときに濃密な職場体験を行うことがニート予防策に
なるのか。それは「志望する職業を確立する」といったことではなく、
世の中でなんとかやっていけるというささやかな自信を付けたり、
夢の職業でなくても働くことは意外と面白いものだと感じたり、社会との
かかわりを持つ術を身につけたりすることが重要だからという。
ニートなる若者に共通する特徴は「孤立した人間関係」や「自分に対する
自信の欠如」「中学・高校時代からの状況の継続」なのである。

ニートというと、やはり「働く意欲のなさ」という文脈でとらえられ、
その甘さを批判されることが多いわけだが、著者が率直に記しているように、
この問題の根本的な理由はまだよくわからないけれど、少なくともそうした
表層的な認識では解決できないことが本書を読むとよくわかる。
とくに街ぐるみで実施している、中学二年生の1週間にわたる職場体験の
取り組みのレポートは興味深い。こうした取り組みが「居場所」を失う人を
減らせるかどうか、ぼくもウォッチしていきたいと思う。
ただ、ニート当事者への取材はもっと人数を多くした方がよかった。

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