新書の歴史
新書シリーズがあちこちの出版社から出るようになって、新書の刊行点数は
93年に2589点だったものが、03年には3378点と10年で約30%増加している。
しかし、推定発行部数は93年が4654万冊だったのに対し、03年は4475万冊と
10年前よりむしろ絶賛減少中だ。データは出版指標年報。
新書市場では、限られたマーケットの中でパイの食い合いが繰り広げられるという
成熟市場にありがちな状況に陥っているわけだ。しかもそれは出版業界全体にも
合致する傾向であろうことを考えると、果たしていつまでお気楽ライター稼業なんて
やっていられるのかと、新書の歴史をまとめていたら気が滅入りますた。
あるようで意外となかった新書略史っす。
興味のある方はご一読を。
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コメント
どもども。
TJ的にはどうして厳しい新書マーケットに参入しようとするのかが謎です。
版元はどういう意思決定をしているんでしょうかねえ。。。
ちょっと親しい版元さんに聞いてみよっと。
投稿: TJ | 2004.10.10 08:46
TJさん、どうもです。
中公ラクレとか岩波アクティブ新書とか、すでに新書
シリーズを持っている版元が、あまり差別化していない
別版を発行するのも謎っすね。
投稿: kenzow | 2004.10.11 00:03