盗用の神秘@TBS
TBSがまたやらかしてくれたようだ。
TBSのHP、読売夕刊コラム盗用(読売新聞)
この第一報では「TBSの説明によると、執筆は3人の外部ライターに委託しており、更新は不定期。問題のコラムは、30代の男性フリーライターが執筆したが、同社は盗用が確認されたため契約を打ち切った」とある。
だが、この連載のタイトルは「編集長コラム『DUGOUT』」。おいおい、編集長コラムを外注していたのか? と思ったらやはりごまかしがあった。
TBSのコラム盗用、執筆は部長(読売新聞)
この部長はフリーライターに対し「君が執筆したことにしてくれ」と依頼し、罪を被せて逃げ切ろうとしたようだ。編集長(笑)の行為の悪質性は指摘するまでもない。TBSの組織的な問題もいろいろありそうだ。
だが、そういう話は今回は置いて、おいらが気になったのは「30代の男性フリーライター」氏が部長の“依頼”に対しどう返答したのか、という点である。当初「盗用が確認されたため契約を打ち切った」と報道されたのをみると、もしかしたら身代わりになることをOKしちゃったんだろうか。
フリーでライター稼業をしていると、件の部長ほどではないにせよ、理不尽な要求をしてくる馬鹿がたまにいる。たとえば、取材ついでに写真もたくさん撮って来い、ギャラは払わないけれど、というような。編集者が同行できないときに、取材相手の顔写真を撮影するぐらいならいいんすよ、ついでの範囲だから。でもね、周辺取材だからと説明し本取材とは別枠の時間を用意させておきながら、いざ行ってみたら写真撮影だけで終了なんてだまし討ちみたいなことをする奴もいるんだな。ライターをカメラマン代わりにタダ働きさせて平気でいやがる。こういう奴とはさっさと縁を切るに限る。
ただ、明らかに理不尽なケースはよいのだが、グレーゾーンの要求だと対処に迷うこともある。下手に断って顧客を一件失うのは正直痛いものだ。でも、こういう要求が多い手合いはこちらを「業務のパートナー」や「付加価値の創造者」としてではなく単なる便利屋として見ているから、よい成果は望めないし、遅かれ早かれ決別することになる。
ライターに限らずフリーで働くと、嫌でもこの手の問題と向き合わざるを得ない。どうしたって金を払う側のほうが立場は強くなりがちだし、世の中はルールを守る人だけで構成されているわけじゃないから。
そんなストレスから脱出するには結局、余人を持っては代えがたい存在になるしかない。自分が断ったら、他に頼むあてなどないような仕事っぷり。そこにフリーランスとして成功するかどうかのカギがあるのだと思う。
で、「30代のフリーライター」氏は、果たしてどんな仕事をしていたのだろうか。
| 固定リンク
|


コメント
相変わらず、タイトルがグッド。
ここで書いている問題、身につまされ
ます。私は被害者にも加害者にもなってる
かも。いやあ、世の中には知的アウトプット
産出の大変さを知らず、かすめとろうとする
やからの多いことよ。
投稿: | 2005.05.12 20:27