清涼飲料らしいあっさり感
そういえば最近出先でのどが渇いたとき、手に取るのはいつもサントリーの「伊右衛門」ばかりだ。そんなわけで、『なぜ、伊右衛門は売れたのか。』(峰如之介 すばる舎)を購入。
内容はストーリー仕立てで、商品開発の一通りの流れはつかめる。その目的においては役に立つ。しかし、読み終わった後の、このあっさり感はなんだろう…。清涼飲料の発売初年度の販売記録を塗り替えた化け物商品なのだから、ブランド構築にしても、福寿園とのコラボレーションにしても、販売戦略にしても、もっと深めようがあると思うのだけれど、取材相手の言葉をさらっと流して終わりの感がある。聞き書きの限界といいますか。
結局、自分の中に「問い」を持たないと話に深みは出ない、ということだな。
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