メモ
先週8日に厚生労働省が2006年労働経済白書を発表した。大まかな内容は新聞記事の通りだが、要約版を眺めて気になったことをいくつかメモメモ。
本文版 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/06/index.html
要約版 http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/06-2/index.html
・フルタイム労働者とほとんど変わらない働き方をする非正規の職員・従業員の増加。
・有効求人倍率は前年度より上昇したものの、地域による雇用失業情勢の格差は拡大。
・高齢者が希望する就業形態で、任意就業や自営業を希望する割合が高まる。
・正規雇用と非正規雇用の間の職業能力開発機会の格差を指摘。
・「年長フリーター」の滞留傾向。
…
若年労働者に対しては職のエントリーと職業人としての成長の機会を与えることが重要であるが、その解決策が若年者の正規雇用化の促進であるとの提言は、う~ん、どうだろう。企業に人材育成の責任をおっかぶせてもどれだけの会社が負担にたえられるか、実際にその機会を与えられるか?
それから、請負労働についても紙幅を割いて技能継承・人材育成、職業キャリア形成上の問題を指摘しているが、偽装請負の蔓延についても警鐘を鳴らすべきであった。
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