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2007.07.13

リスク管理的采配

 帰宅してテレビのスポーツニュースを見ていたら、ドラゴンズはクルスがベイの佐伯にサヨナラホームランを打たれて首位奪取ならず。それにしても、パコーンと気持ちよくライト席へすっ飛んだもんですorz

 しかし、9回裏同点の緊迫した場面で、育成選手上がりで経験の浅いクルスを投げさせている所に、落合監督らしさがでていて面白いなと思った次第。というのは、本気で勝ちにいくなら抑えの切り札、岩瀬を投入するのだろうが、横浜に二連勝した後の三戦目で余裕のある今日は、そうしていなかったからだ。

 落合監督は、わりと緊迫した場面で経験の浅い選手を投入したり、若手投手がピンチを迎えてもなかなか交代させなかったりするケースが目につく。それは素人目に見ても、選手に修羅場をくぐらせて成長させようとする意図があると感じる。まあ、ちょっとやそっと経験を積んだところで誰もがすぐ成長するわけではないけれど、朝倉や中田といったローテ投手はそうした場面を経験する中で力を付けてきたのだと思う。

 で、そうした取り組みは企業におけるリスク管理に通じるものがある。リスクを取って新規事業に挑戦しなければ、企業の成長はない。しかし、野放図にリスクを取ってばかりいたら、会社なんぞすぐコケる。だから経営者は自社が負担できるリスクの許容範囲を適切に設定し、その中で失敗したり成功したりしながら、新たな事業の柱を育てていかなければならない。実際には、これができない経営者の方が多いけれど。

 まだ未熟な選手にいろいろ経験をさせて、失敗と成功を繰り返す中で成長を促すが、失敗の総和は最終目的たるペナントレースでの勝利を揺るがせない範囲でおさめる。そうしたリスク管理的運用を行っていることが、ドラゴンズが4年連続で首位争いをしている背景にあるんじゃないかと思うのだが、実際に球場でサヨナラホームラン打たれる場面に居合わせたら、相当腹は立つんだろうなぁ。

 

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