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2007.09.21

きれいなノリさん

 かわうそとエビちゅの邂逅。毎度エビちゅは凄すぎる。音声注意。

 で、セ・リーグのペナント争いは三つ巴の熾烈な争いが続き大いに盛り上がっていますが、中日を応援している身としては正直、歯がゆい部分もあります。というのは、昨年の圧倒的な強さがたった1年で失われ、スカッと勝つ試合が少ないのです。

 昨年活躍した山本昌や中継ぎ陣が不調の上、昨年首位打者の福留がケガで離脱。おまけに韓国のイチローは「案の定である」の連続。そんなチーム状況を考えると、今も優勝戦線に踏みとどまっているのは本当に大したことだと思います。

 阪神と巨人に互してしぶとく戦えている要因の一つには、間違いなく中村ノリさんの加入があります。シーズン前、どこの球団からも獲得を敬遠され、阪神の岡田監督からは「取ったらマイナスあるで」とまで言われていた男が、これほどチームに貢献するとは誰が想像していたでしょうか。それにしても、この変貌ぶりの背景には一体何があったのか。写真は拾いもの。

Nori1

昔のノリさん

Nori2

きれいなノリさん

 ちょっと興味を持ったので、『noriの決断―中村紀洋のフルスイング野球人生』を読んだところ、これが色んな意味で面白い一冊でした。書評するよりはエピソードを並べたほうが伝わりそうなので、以下中村紀洋伝説など。なお、本書は2005年1月、ポスティングで大リーグへ挑戦する前に出版されたことを留意ください。肩書きも当時のまま。

  • 「近鉄とオリックスの合併」の話を初めて聞いたのは、テレビニュースから。
  • イチローとは同じ92年入団の同期生。二人とも高卒で、ドラフトも同じ4位での指名。
  • 「今の日本のプロ野球はどんどん勝ち負けだけの世界になってきて、プロ野球の醍醐味の1つである個人と個人の戦いが、反比例するかのように失われてきています。」
  • 2001年シーズン、近鉄をマジック1にした西武松坂からのサヨナラホームランが原因で、その時マスクを被っていた和田一浩が捕手をクビにされたとの噂。
  • 2002年のFA宣言の際、渡辺恒雄巨人オーナーが「金髪は要らん」と発言したのは、獲得は無理という事前の感触から出た、断られる側の口実みたいなものだったと思っている。
  • 阪神の野崎球団社長からは「天狗になっている選手もいっぱいおる。考え方を変えてやれば、選手も成長すると思うので中村選手に来てもらって、プロとしての姿勢を示してほしい」といわれた。
  • 川島コミッショナーから「松井君がメジャーへ行く。ここで中村君にも行かれると、本当に日本の野球が終わってしまう。なんとかいい方向で、今後も日本の野球を支えて頂けないだろうか」という手紙をもらい、悩む。
  • メジャー行きを決断しメッツに入団の意志を伝えた後、梨田監督に直接会って報告しようとしたら、梨田から2時間しゃべりっぱなしで慰留される。
  • 梨田の慰留の最中に「中村、メッツ入り確定」とのテレビ速報が流れ、直後、男・星野仙一から携帯に連絡が。「決めたんか」と低い声で一言いわれた。
  • 梨田、星野へ報告する前にメッツ入り確定が報じられ、これにショックを受け近鉄残留を決意。
  • 大晦日、除夜の鐘に合わせて108回の素振りをするのが毎年の慣例。
  • プロ1年目、いろいろなモデルのバットを試すため、1本1万円のバットを計130本つくる。ちなみに当時の年俸は430万円で、その中から寮費が月々5万円差し引かれていた。
  • ドラフトの際、事前に親のほうに中日から「3位で指名したい」と連絡があったが見送られる。
  • 落合博満を「師匠」とあがめている。
  • 小学校3年生のとき父親がリトル・リーグへはじめて連れて行ったら、チーム関係者から「野球よりまわしを締めたほうがええんちゃうか」と言われる。
  • ファーム時代、二軍コーチから「今の打ち方では一軍レベルでは通用せん」と言われ、「じゃあ1回上げてください。一軍バリバリのピッチャーのスピード、キレを見せてください」と言い返す。
  • 二軍監督からは「お前何年目じゃ!」と怒られたが、「はい、1年目です」と返答。
  • 二年目、水谷実雄コーチから指導を受けるようになり、キャンプで他の選手は4勤1休のところ休みなしでハードトレーニング。その厳しさは先輩選手が「このままノリが潰れたら、あのオッサン責任取れるんか」と陰でうわさするほど。
  • ハードトレーニングで太ももが肉離れしたが、それでもテーピングでぐるぐる巻きにしてガンガンバットを振っていたら、その箇所は今でも凹んだまま。
  • 4年目のシーズン中に水谷コーチから「ホームラン20本打つまで外禁や」と命じられ、素直に守る。しかし目標を達成したら「そんなこと言うた覚えない」と言われた。
  • 近鉄時代、金村義明にはほとんど口をきいてもらえなかった。
  • バッティングを考える中でイメージを作り上げることを大事にしている。「キャンプなんかで2万回、3万回降りますっていう選手もいます。極端に言えば、僕はそれだけフルならフルスイングで30回すればいいと思っています」。
  • バッターとして目標としてきたのは清原と落合。
  • 左手首の手術を3回、右膝の手術を1回経験。
  • 嫁さんからは「私がいなかったらアナタは絶対、天狗になってたわ」と言われている。

(以上、ベースボールマガジン社『noriの決断』より要約)

 願わくば中村選手には最後の阪神戦で大活躍してもらい、「取ってプラスあったな」と落合監督がコメントする展開になることを。

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コメント

昔のノリさん、なんかのりうつってるみたいで怖いっす!!

投稿: けちぇ | 2007.09.21 20:01

>>嫁さんからは「私がいなかったらアナタは絶対、天狗になってたわ」と言われている。


ちょww

投稿: | 2007.09.25 10:12

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