会社メルマガで内部告発
日曜日から一部で話題になっていたのでちらちら眺めていたのですが、大日本プロレスというインディープロレス団体のメルマガで内部告発が配信された件がヤフートップに。
2chから引用すると、事件のプロセスはこのような感じです。
135 名前:名無しさん@恐縮です[] 投稿日:2008/02/18(月) 21:12:29 ID:RLbVx6k10
1月20日 金村キンタローが大日本プロレスの女性スタッフを強制猥褻(レイプ?)
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女性スタッフは公表してほしいと直訴するも大日本プロレス上層部は隠蔽工作
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2月3日、プロレス板にて村上アナウンサーらしき人物(もしくは被害者?)が書き込み。
その直後からブログ上でも事件を匂わせる記事掲載
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/wres/1201575327/59
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16日、告発しようとした村上アナウンサーはクビ
http://blog.livedoor.jp/dreamin050206/archives/50986289.html
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大日本プロレス統括部長がブログで終息宣言
http://blog.livedoor.jp/eijitosaka/archives/51269773.html
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17日、それを見た女性スタッフがメルマガで暴露、警察へ
http://bn.mini.mag2.com/backno/bodyView.do?issueId=20080217200000M0004181000
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大日本プロレスは金村キンタローが着衣の上から下腹部をさわった(つまりレイプではなかった)&無期限出場停止という発表←★いまここ
性犯罪が最低の犯罪であることは言うまでもなく、まして屈強なレスラーに襲われた恐怖は想像に難くありません。ただ、ここではその点ではなく、会社側の対応について考えてみたいと思います。
被害を受けた女性は当初、事件を公表することを会社に望んだようです。ただ、そのときのやり取りの内容は双方で言い分が大きく食い違っています。
会社側
「被害を受けた本人が今後も勤務を続けたいという希望を尊重する形で、プライバシーを保護することを優先」
被害者側
「公表したら皆が損するんだよ?君がそんな態度じゃ一緒に仕事出来ないよ」と言われた
そんな会社側の対応に被害者が強く憤っていることが、メルマガを見るとよく伝わってきます(ちなみにメルマガの一人称が「ボク」になっていますが、この人は女性)。
で、なぜ本来社員を守るべき会社側が犯罪行為を隠蔽しようとしたかというと、セクハラを行った金村選手が単なる一選手ではなく、プロレス興業に欠かせない他団体のトップレスラーだったから、という点が容易に推測されます。要するに、この女性社員は自社のビジネスを展開する上で欠かせない提携先のトップからセクハラを受けたわけですね。で、会社としてはビジネスを優先して公表を拒んだ、と。
こういうやり方はちょっと前までは通ったのかもしれません。でも、隠そうとしても今は不特定多数に発信されて、かえって祭り化してしまうという典型例です。
もう一つ事件を眺めていて痛感したのは、「業界内の常識」みたいなものと世間一般の常識との間に悪い意味での乖離があってそれが顕在化したとき、世間から大きな反発を呼ぶということです。どうもネットの記事やら書き込みを眺めていくと、プロレス界ではセクハラが横行していて、中でも金村選手は評判が悪い。それが被害者が事件の公表を望んだ理由にもなっています。以前は大目に見られていたことが許されなくなった。建設業における談合と同様ですな。
そうした時代の変化を認識していないマネージャーの対応が、より問題を大きくしてしまったのが今回の事件とも言えます。
では、セクハラが発生し被害者が公表を望んだ時点で、会社はどのような対応を取るべきだったのでしょうか。公表して興業に著しいマイナスが生じるのが見えていたとしても、やはりさっさと公表すべきであったと思います。
示談は被害者が加害者への社会的制裁を望んでいる以上、このケースでは考えにくいし、加害者を優先する立場を取れば会社まで悪者になってしまいます。そもそも社員をセクハラから守らないような会社からはファンが離れるだろうし、金村選手にしても早く公に謝罪して反省すれば復帰の道も開きやすかったのではないかと。
もっとも、話題性に食いついてリングにあげる団体が出てくるかもしれないのがプロレス界ではありますが。
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