カマ騒ぎ
人にもらって数年使用していた中古の電子ジャーがついに使用不能になり、電器店へ行ってみたら炊飯器売り場がすごいことになっていますた。いや、高級機が売れているとは知っていたんですが、各社が10万円前後の製品をガンガンプッシュしているとは思わなかったので。それぞれ力の入った製品だけあって、コピーも心躍らせられるものがあるのでした。各社の高級機種のコピーを拾ってみるとこんな感じ。
象印 真空内釜圧力IH炊飯ジャー 極め炊き
沸とう前から、しっかり加圧。パワー圧力
好みの食感が選べる 7段圧力
薪火炊き 釜底の工夫で沸きあがる気泡、激しい対流を巻き起こす
タイガー 土鍋IH炊飯ジャー 炊きたて 土鍋釜・黒
土にこだわり、手間ひま惜しまず、丹精こめて三度焼きした本物の土鍋釜。
土鍋の側面まで広げた発熱体が「かまどの火足」を再現。
蒸気を感知し、温度・火力を最適にコントロールするタイガーだけの5つの「極(きわみ)センサー」。
サンヨー 圧力IHジャー炊飯器:匠純銅 おどり炊き
熱伝導率の高い純銅釜を採用 "おどり炊き" がさらにおいしく進化
熱伝導効率の高い純度99.9% 「匠純銅内釜」+高火力を実現する「熱封じかまど構造」
特許※1の可変圧力技術を吸水工程にも応用した「NEWおどり炊き炊飯方式」採用
三菱電機 IHジャー炊飯器/炭炊きシリーズ「本炭釜」 Wclass
炭素材料99.9パーセントの、贅沢な削り出し釜です。
ひとつひとつ、職人が丹精をこめて仕上げます。
IHと相性のいい炭素材料。釜全体が一気に発熱。
パナソニック スチームIHジャー炊飯器(1升炊き) SR-SV181P-K
「大火力竈釜(かまどがま)」搭載。おいしさを極めた炊飯器登場。
おこげが香ばしい「大火力竈釜(かまどがま)」
羽釜と炎と竈の効果を一体化。
三度焼きの土鍋釜に炭素99.9%の削りだし釜、匠純銅内釜、大火力竈釜って壮大なるカマ騒ぎですな。三洋電機はおどり炊きが前年比4~5倍のヒットで、炊飯器事業からの撤退を免れたそうで。パナソニックの買収でどうなるんでしょう。それにしても意外に差別化、高級化にしのぎを削る熱い市場だったんだなあ。
で、ちょっと調べてみたらこのご時世に電気炊飯器の生産実績は2004年以降、金額ベースで前年比UPを継続していて、2007年の生産数量は約449万台、生産金額640億5700万円。とはいえ、さかのぼってみると1994年には750万台、941億700万円生産していた。うーむ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント