見えざるものを観る②
先日紹介したように『質的研究方法ゼミナール グラウンデッドセオリーアプローチを学ぶ』はグラウンデッドセオリー(GTA)の技法をゼミ形式を用い、初学者に向けて懇切丁寧に解説しているものの、その目的や全体像が明らかにされていない欠点がある。
しかし、同じ著者が執筆した『グラウンデッド・セオリー・アプローチ 理論を生みだすまで』(戈木クレイグヒル滋子 新曜社)は対照的に、GTAの特徴とアプローチのプロセス全体がわかりやすく提示されている。この著者の解説はとにかく具体的でていねいだ。ただ、初学者は『質的研究方法ゼミナール』を先に読めと著者は勧めているが、逆の順番に読んだようが全体像がつかめてよいと思う。
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