2008年10月 2日 (木)

お知らせ

 大変ご無沙汰しております(汗)
 日々の仕事に押され、こちらのサイトの更新が滞ったままにも関わらず、ご覧に来られる方は途切れることがなく、心より感謝するばかりであります。

 さて、制作をお手伝いした書籍が発売されたのでお知らせします。

儲かるオフィス 社員が幸せに働ける「場」の創り方
紺野登著 日経BP社

 オフィスというと設備などの物理的な話になりがちですが、本書の焦点はそこではありません。ナレッジワーカー同士の自由闊達なコミュニケーションや力強い相互作用から新たな知を生み出すために、都市空間やサイバー空間を含めすべての働く「場」をどのようにデザインしていけばよいのか。それが本書の主題であり、国内外の豊富な先進事例に基づいて、知識社会におけるハッピー・ワークプレイスづくりのあり方を提示しています。

 オフィスづくりにとどまらず、組織やコミュニティの活性化や「場」の創出、あるいはナレッジワーカーのワークスタイルなどのテーマに関心のある方は、ぜひ手にとっていただければと思います。

 また、書籍の発売と同時に未収録エピソードやアンケート等を掲載したサイトを著者が下記URLに開設されているので、ぜひご覧になってみて下さい。

Happy Workplace 企業経営の命運を握るワークプレイス・デザインの新潮流

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2007年10月 4日 (木)

あとがき(阿部淳一郎さん)

 今回ご登場いただいた阿部さんは、私が取材した中では最も若いICでした。記事中にある通り、会社に勤務していた時代は必ずしも恵まれた環境ばかりではなく、独立時に何らかの抜きんでたスキルを身につけられていたわけでもありません。

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2007年10月 2日 (火)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん⑦

やりたいことをやるために、みんながハッピーになる仕組みをつくる

B6d78e73655944df0928l1  現在、阿部さんは2社で採用・育成業務や新規事業開発に携わっているほか、大学の就職支援講師、企業の研修トレーナーなど講師業を並行して行っている。どちらか一本に絞らないのは、今の形のほうが相乗効果があるからだ。

「研修会社の方から『阿部さん、講師って実績ばかり問題にされるけど、それより現場で汗を流しているリアルな人の話のほうが価値高いよ』と言われて、講師でやっていくには実務を真剣にやることが必用だと意識が変わりました」

 前にも書いた通り、現在は講師として年に200本の依頼が入り、年収も独立した当初より飛躍的に増えた。そうなったのは実務や学生の勉強会の支援を通じて話すネタの仕入れを常に行っていることと共に、経営的な観点で業務を遂行していることが大きい。「どうやって仕事を増やしていったのか」という問いに、阿部さんは次のように答える。

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2007年10月 1日 (月)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん⑥

経験のない業務で実績を残す方法

B6c70414fd1e6211d40cl1  勤務していた専門学校を退職し、新たな一歩を踏み出した阿部さんだが、初日から想定外の事態が起こり始めた。

「僕がお引き受けした新卒派遣事業は、もともと立ち上げにコンサルタントが関わっていたのですが、現場の人は僕がICとして入ることを直前まで知らされていなかったんです。それで会社に行った初日に隣の部屋で『そんな話、聞いてないぞ!』と一悶着あって、いきなり『ごめん、この話はなくなった』と言われたんです。おい、と思いましたよ。こっちは会社を辞めてきているんですから。
 

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2007年9月29日 (土)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん⑤

転職オファーに業務委託契約を逆提案

872bdda4ea0e16179ccdl1  就職コンサルタントの本田氏との出会いによって、阿部さんは「こういう仕事のやり方もある」と知った。しかし、当時はあくまで憧れの存在で独立する気はなかったという。

「本田さんやそのネットワークの人たちと知り合って、キャリアを考える発想と、世の中には優秀な人たちがたくさんいるということを学びました。そこでふと気が付いたのが、この数年の挫折はキャリア形成の視点からみたら有効だということと、今の仕事は会社員をしながらトークの実践をできる立場にあるし、さらに大きなビジネスの実務も任せてもらえる環境にあるということ。しかも残業のそう多くはない職場でしたから、夜は人脈づくりにあてられる。よく考えてみるとこの状況って最高じゃん、と気が付きました。

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2007年9月28日 (金)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん④

就職コンサルタントという働き方を知る

91bf7c9347748324e99cl1  結局、社労士事務所のバイトも辞めた後、阿部さんは主にOLを対象としたスクール事業の会社に入社し、営業や講座企画、就職支援などの仕事を担当した。

「僕はここではじめて営業トークを習ったんです。営業には導入、説明、クロージングのプロセスがあるんだとか、成功したセールストークをみんなで共有化するとか。そこではいい数字をとることができ、『俺はしゃべりがたつんだな』と改めて自覚しました。

 また、就職支援講座のクラス担任を受け持ったとき、生徒さんの内定率が爆発的に上昇しました。僕はチューターの経験がありましたし、こういった仕事が好きで、真剣に取り組んだんです。ところが、ここで事件が起きました。

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2007年9月27日 (木)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん③

メンタル面の限界で転職するも…

26a1244d397bf2f91d39l1  24歳といえば男性の厄年。「本当にその通りだった」と阿部さんは振り返る。そこから3年間はやることなすことまったくうまくいかなかったという。

「色々ありましたね。もちろん多かれ少なかれ、企業に入れば、誰でも経験したことがあることかもしれないですが。例えば『○○に電話しろ』と指示をされ、電話をかける。でも、相手が出られないときは当然ありますよね。でも、『相手が出ないのはお前の気合いが足りないからだ』といって怒鳴られることがありました。わけがわかりません。
 

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2007年9月26日 (水)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん②

塾講師のアルバイトで人の可能性を伸ばす面白さに目覚める

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 阿部さんが『教育系の仕事が面白い』と気付いたのは、大学時代にアルバイトで塾講師と予備校のチューターを経験したときのことだ。

「僕の働いていた塾ではアルバイト講師にも査定があって、生徒、親、教室長から評価されるのですが、入って3ヶ月で時給が1500円から4000円に上がりました。また、チューターのバイトは生徒から指名を受けるのですが、これがものすごく集まった。

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2007年9月25日 (火)

HRD(人材育成・採用)コンサルタント 阿部淳一郎さん①

33歳にして3500名の採用面接と、350本の講演・研修を行ったIC

Photo_3  阿部淳一郎さんは企業での採用・育成業務と並行して企業の研修トレーナー、大学での就職支援講師などの講師業を行っている
ICである。年齢はこの9月で33歳を迎え、本ブログにご登場いただいたICの中で一番若いが、これまでに企業の面接官として採用面接を行った人数は約3500名。一方、講師としても今年の1月から8月までの間だけで約100本の研修・講演を行った売れっ子である。

阿部さんのキャリア形成はここまでに掲載したICとは大きく異なる。これまでに登場したICは会社員時代に抜きんでた実績を残し、それを背景に独立した人が多いが、阿部さんはICになってから実績と経験を培っていった。つまり、失礼ながら会社員時代は必ずしも抜きんでた存在ではなかったのである。

では、どうやって現在の状況をつくったのか。それを知るには阿部さんの子供の頃までさかのぼる必用がある。

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2007年5月16日 (水)

お知らせ

日経BP社のサイト「経営とIT新潮流」にICについて執筆した記事が掲載されました。

「上司が正社員でなくなる日」

ぜひご覧ください!

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