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2006年5月31日 (水)

人材開発IC 岩松祥典さん③

上場企業の部長からICへ転身する理由

新たな会社で、岩松さんに与えられたポジションは人事総務部長であった。

「ここでは採用・教育に加えて人事制度の再設計や労務問題まで幅広く担当して、改めて人事のキャリアを作り直しました。また、株式公開の直前だったので、総務の仕事もかなりありました。社内規定の整備や株主総会の仕切り、持ち株会の運営…。久しぶりに忙しい時期を過ごしましたね。

そして3年ほど過ぎた頃、会社がリストラモードに入り、だんだん自分も疲れてきた。3年がんばって一区切りついたところでもう一度、新たなチャレンジをしたいと思い、まず会社を辞めることだけ先に決めました。退職したのは2002年の年末です。

なので、11月くらいから次の仕事のために動こうと思いましたが、勤めていた会社で取引のあった人材斡旋会社は、自分の倫理に反するので依頼できない。ただ、まったく取引がなくて、かつ僕をよく知っている斡旋会社が一つだけあったので、『俺に一番合うと思う会社を一社だけ紹介して』と頼み、紹介された会社の面接に行きました。

実は面接を受けに行ったとき、自分の頭の中には選択肢が二つありました。一つは転職する。もう一つは秋山君(IC協会理事長)みたいな感じで独立し、一人で仕事する。なぜ後者の選択肢が頭にあったかというと、秋山君の本を読んで興味をもっていたこと、そしてIT系やリクルートには業務委託の人が多かったんですよ。SEや研修トレーナーさんやライターさんなど、ああいう生き方もいいなと思っていたんですね。

もっとさかのぼると、プータローと大して違わないかもしれないけれど、学生時代に組織に属さず友だちと塾という商売をやっていた自分もすごく好きだったので、次は転職かICかどちらかだと。で、転職のオプションを検討するためにその面接に行ったんです。

ところが、面接に行ったらとても腹が立った。面接というより、面接を受けている自分に腹が立っている感じかな。人事総務部長のとき、僕は年間に600人以上の面接官をしていたんですよ。なのに、『なんで俺は面接を受けているんだ…』と。同時に、先方の面接のやり方を見ていたら、『俺ならこうするのに…』といろんな思いがふつふつと湧いてきた。

そんな風に思うのなら、雇われるのはお互いよくないんじゃないか。やっぱり一人で商売しよう。では、何を商売にするか。どうせ一人でやるなら、一番快適なことばかりしたい。自分にとって一番気持ちのいい仕事は採用と教育だから、この領域で勝負しよう。で、11月の下旬に一人で仕事をはじめることに決めました」

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