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2006年5月16日 (火)

NPO法人IC協会理事長 秋山進 さん③

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秋山さんは新規事業開発やCEO補佐、コンプライアンス・オフィサーなどの業務を手がけている。詳しくは『インディペンデント・コントラクター』(秋山進+山田久 日本経済新聞社)をぜひ読んでほしい。著書も多数あり、なかでも最初の著作『愛社精神ってなに?』(プレジデント社)を出版したのは1992年。まだ20代のときというから驚きである。

「この本の出版はたまたまですよ。私がリクルートで一緒に仕事をしていたライターさんに、『最近、ぼくらの大学の同期すぐ転職するんですよ』と話をしたら、『それ面白いね。本の章立てみたいなもの考えくれない』と言われて、ぱっと書いて出したんです。そしたら、出版社から『秋山さん、やることになりましたから』と電話がかかってきた。何の話かまったくわからず『何をやるんですか?』って聞いたら、『秋山さん、本を書くんですよ』って(笑)。だから、別に自分の意見を打ち出したくて書いたわけではありません。

IC協会の設立もたまたまでした。2003年の正月に今、IC協会の専務になっている岩松さんから『ICになるから相談にのってほしい』という年賀状がきて、お話しているうちに、みんな保険や法務、税務で困っているね、だったら協会つくろうか、という話になっていった。実はその前から、他の方からも相談を依頼されることがとても多くなっていたんです。だから、岩松さんから連絡がなかったら、IC協会の設立もなかった。

僕の人生はいつもそうで、とくにやりたいことはないんです。ただ、いろいろなことは考えているから何か始めたりはするんですが、タイミングが早すぎてなかなかうまく回らない。でも、先に手がけて『こういう風にしておけばいい』とあちこちで話していると、その後状況がだんだん盛り上がってきたときにいい人が声をかけてくれて、その人と一緒にやるようになるんですね」

ただし、ぜひやってみたいことが一つだけある、と秋山さんはいう。

100年後も売っている本を一冊は書きたいですね。ぼくはもともと学者になりたかったのに間違ってこうなっちゃったから、今更学者になるのは難しいかもしれないけれど、2100年の本屋に置かれている本を書きたい。その頃、本屋があるかどうかわからないけれど(笑)、きちんと残るようなものが一冊できたらそれで幸せ。もちろん、そこまでいくにはかなり難易度高いですが。

僕と弁護士の中島茂先生との共著書『社長!それは「法律」問題です』(日本経済新聞社)は文庫化されたので、あと10年ぐらいは残ると思いますが、そうではなく、ウェーバーやデュルケムのように100年後も読まれる本。彼らの位置に日本人は誰も続いていないですからね、これはとても深い欲望なんです。日々の自分のさまざまな行動やいろいろな経験は、その本を書くためにやっている、という感じです」

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