« 人材開発IC 岩松祥典さん③ | トップページ | 人材開発IC 岩松祥典さん⑤ »

2006年6月 1日 (木)

人材開発IC 岩松祥典さん④

独立後、最初の月収は5万円。しかし…

岩松さんに対する顧客企業からの評価はきわめて高く、引く手あまたの状況だ。詳しくは「人事マネジメント」2005年4月号にレポートが掲載されているので、興味のある方はぜひ読んでほしい。ところが、独立して最初の一ヶ月は、わずか1日しか仕事がなかったという。

「独立を決めたはいいけれど、お客さんはゼロですからね。まあ、ずっと一生懸命働いてきて休憩も必要だろうし、なんとかなるわと漠然と思っていました。しかし、まだ会社に在職しているとき、ある人に相談したらいろいろと貴重なご指摘を受けまして。

『岩松、採用と教育の仕事をやっていくと言っているけど、何をする人なのかが今ひとつわからない。世の中にそんな会社はたくさんある中で、お前だからこそできることって何なの? だれがお客さんなの?』

なおかつ、その人に名刺をちょうだいと言われ、勤めていた会社の名刺を渡そうとしたら、こう言われました。

『お前、頭悪いのか。その会社を辞めるんだったら、このメールアドレスでは連絡とれなくなるだろ。その携帯だって会社から貸与されているんだろう。独立するつもりなら、さっさと自分の名刺ぐらいつくれ!』

そこからいろいろなことがスパーンとわかりました。自分の足で歩くということは自分をどう売るかということだし、そのためには名刺ぐらい必要だし、自分にとって快適な仕事をもっと明確にする必要があるし、今までおろそかにしていた人脈をもう一度たな卸ししなければいけないし…。そこから僕はすごく変わったと思います。

2003年1月にオフィスRPICを設立して、いろんな人に会いましたが、当初、案件は思うようにありませんでした。はじめての仕事は、下請けの研修講師。報酬は1日5万円で、当月の稼動はこれだけでしたから、月収も5万円。でも、とてもうれしいわけですよ。自分で稼いだお金、ということが。『これが俺の稼ぎなんだ!』という、塾をやっていた頃のあの感覚。もちろん、一方で『これは大変だ…』とも思っていましたが。

翌月は7日間下請け講師の仕事があって、45万円程度の売り上げ。二次請けではあまり儲からないから直接クライアントと契約しなければいけないと思いはじめたころ、ちょうど以前勤務していた会社から『業務委託契約でいいから手伝ってほしい』と頼まれて、これが収入のベースになりました。その後はいろいろ紹介で広がって、軌道に乗ったのは半年後くらいですね。これから先、どうなるかはわかりませんが。

クライアントは中堅・中小企業が多いです。今まで人事部なんてなかったけれど、会社が成長してそろそろ仕組みを整備しなければいけないような会社。そういうところの仕事が面白いんです。新しい人が入って組織文化が明らかによい方向に変わっていくのがよく見えるし、お手伝いできるところがたくさんある。

なにより、自分の専門性を発揮して成果を出し、お客さんに喜んでもらえるのが一番です。『いい人材を採用できた』、『今回の教育研修はとてもためになった』、『採用で会社の雰囲気がよくなってきた』といって喜んでもらえたときは、本当にうれしいですね」

なお、独立後の年収は、一年目からサラリーマン時代の年収を上回ったという。

|

« 人材開発IC 岩松祥典さん③ | トップページ | 人材開発IC 岩松祥典さん⑤ »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 人材開発IC 岩松祥典さん④:

« 人材開発IC 岩松祥典さん③ | トップページ | 人材開発IC 岩松祥典さん⑤ »