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2006年6月13日 (火)

人事IC 田代英治 さん②

落ちこぼれ人事マンがプロフェッショナルに成長した理由

 現在は人事業務の専門家として活躍している田代さんだが、人事業務に携わりはじめたのは川崎汽船入社後、9年もたってからだった。

「入社当時、すでに海運業は構造不況産業で、この先もあまりよくないだろうと見られていましたが、私は海にロマンを感じていたし、性格的に人と同じ道を歩きたくないタイプ。なので、海運に身を投じて世界を飛び回ってやろうと考え入社しました。

 最初は港湾事業部、そして営業部門に配属され、すっかり営業の面白さにハマりました。大手メーカーや商社が顧客の法人営業だったのですが、川崎汽船はどんどん任せてくれる会社だったので、『この会社はこう攻めてみよう』と自分でプランを考え行動することができ、個人商店みたいな感じがありましたね。

 そして『次はアメリカ駐在だ』と思っていた時期に、突然上司から『人事へ行ってくれ』と言われまして、青天の霹靂でした。営業とは仕事のやり方も必要な知識も違う。一からキャリアのやり直しですよ。採用や社員教育の仕事を担当したのですが、最初はどうしたらいいか戸惑いました。1年半くらいは劣等感にさいなまされて、つらかったですね。

 そんな状態から人事の仕事にのめり込むようになったきっかけは、上司が講師になって開催した人事部内の勉強会でした。制度の内容を非常にわかりやすく話してくれたおかげで『人事は奥の深い世界なんだ』と感じたんです。そのあたりからですね、せっかく人事にきたのだから、専門性を身につけて誇りを持って仕事をしようと思ったのは。

 営業にいたときは『仕事のできる田代』と認識されていたのに、人事では給与明細を見ても『なんのこっちゃ?』というような状態でしたから、なんとか汚名返上しなければいけない。そこで専門性を身につけるために、社労士の勉強をはじめました。周囲に社労士の資格を持っている人間がいなかったことも勉強する動機になりました。

 同僚に社労士がいなかったのは、みんな仕事が忙しくて勉強する時間がなかったからなのですが、私が勉強を思い立ったのは、ちょうど不景気で会社が採用をストップした時期。それで余力ができて、勉強時間を捻出できたんです。勉強は独学で、合格までの期間は二年半くらい。といってもその間、ずっと勉強していたわけではなく、正味の期間では1年半くらいです。

 ところが、資格を取得してすぐ、他部門への異動が決まりました。人事にきてちょうど5年ほど経過し、ジョブローテーションの時期だったので仕方なかったのですが…」

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