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2006年11月30日 (木)

特別編 アルゴノート社長 桐原文彦さん④

ICが実力を発揮する5つの条件

 桐原さんは前述した失敗体験を踏まえ、ICがプロジェクトで力を発揮するケースを次のようにまとめている。

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2006年11月29日 (水)

特別編 アルゴノート社長 桐原文彦さん③

ICが失敗する20のパターン

 アルゴノートは2002年の設立以来、外部のスペシャリスト人材を活用してプロジェクトチームを結成し、企業に各種ソリューションを提供しているほか、人材派遣や経営幹部人材のあっせん等を行ってきた。

 桐原さんは自身の反省も含めこの4年間の試行錯誤から学んだ内容を「IC活用失敗体験」として20パターンに類型化し、IC協会で開催されたインタラクティブセミナーで講義している。以下にその内容を紹介しよう。

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2006年11月28日 (火)

特別編 アルゴノート社長 桐原文彦さん②

主体的に人生を送りたい人たちを支援する事業

 経営コンサルタント会社に転職した桐原さんは3年目に大きな実績を上げ、自分が率いる部門を持つようになり、給与も役員の次に高い水準に昇給した。しかし、それが次のキャリアを模索するきっかけになったというから面白い。

「もともと怠け者なので楽な環境にいるとダメになってしまうんですよ。経営に関することは一通り学んだし、もう独立しても大丈夫だろう。そう思ったのですが、相変わらず自分が何をやりたいのかはわからなかった。

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2006年11月27日 (月)

特別編 アルゴノート社長 桐原文彦さん①

「プロジェクトベースのワークスタイルの創造」を目指す

Kirihara アルゴノートは顧客企業の課題解決のためのプロジェクトを提案し、その立ち上げから運営、成果創出の最終工程まで取り組むという「プロジェクトベースのアウトソーシング事業」を手がける企業である。プロジェクトチームには各分野のスペシャリストをアレンジし、ICが活躍する場を広げている。

いや、この説明では順序が逆だろう。同社の事業目的は「プロジェクトベースのワークスタイルの創造」。すなわち、アルゴノートはビジネスパーソンが会社組織や社員・派遣といった雇用形態にとらわれず自分に合った働き方を柔軟に選択できる就業環境をつくり、顧客企業へは付加価値を、ICには充実した仕事とキャリアアップの機会を提供することを目指しているのだ。

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あとがき(齊藤孝浩さん)

 齊藤さんは子供の頃から海外への憧れが強く、好きな強化は地理、夢は「いつか海外の裏側へ行きたい」。大学へ進学してからも民族音楽ゼミや国際経済ゼミに所属し、学生時代に3回海外へ行かれたそうです。こうした志向や経験が現在の仕事と関連しているのは、記事をご覧の通りです。

 実は、私も齊藤さんと同様に子供の頃は地理が得意科目で、世界中を旅するのが夢でした。しかも、出身大学も同じ。それでいながら全く異なるキャリアになっているわけですが、齊藤さんのお話を聞きながら、こんな楽しそうな人生の選択もあったのだな、と思いました。

 次回は特別編で、「プロジェクトベースのワークスタイル」を提案している企業のトップのインタビューを掲載します。ICを活用した多くの経験に基づき、ICが失敗する原因、成功する要因についても詳しく触れていますので、どうぞお楽しみに。

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2006年11月16日 (木)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん⑥

一つひとつの仕事にベストを尽くすことが最大のリスクヘッジ

 受注量の変化は当然、収入の変化にも直結した。また、働き方の満足感はどのように感じているだろうか。

「サラリーマン時代の収入と比べると、仕事が減った時期は7がけくらいに減りましたが、現在は受注量の増加を受けて倍になりました。働き方全体としての満足度も高いです。働いているトータルの時間は変わっていないと思いますが、時間の使い方を自分でコントロールできるのが大きい。会社員時代、仕事があってもなくても毎日定時に出社しなければいけないことがいかにストレスになっていたか、今実感しています。

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2006年11月15日 (水)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん⑤

ブログの開設と営業アプローチの変更で受注を増やす

 血縁もなく30代で100億円企業の取締役になれれば、サラリーマンとしては大成功と言えよう。しかし、齊藤さんは当初の予定通り5年間勤務した後、独立することを決意した。

「退職のきっかけは、もともと5年間という想定がありましたし、プロジェクトを一通りやり遂げたという達成感が大きかったですね。4年目で仕掛けたことが5年目に成果として数字に表れましたので。ちょうどその頃、日経MJにIC協会の記事が大きく出たのを見て、これからはこういう生き方だよねと触発されたこともあります。

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2006年11月14日 (火)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん④

業務改革を主導し、3年間で在庫の20%削減を達成!

 アメリカで実地に小売業を学ぶ生活の中で、齊藤さんは将来のワークスタイルのモデルとなる人物と出会った。

「サンディエゴには若手のアントレプレナーが集まって交流を深める会があって、その中には大企業の管理系の役員を経験しリタイアした後、アントレプレナーの支援をしている方たちが3人くらいいたんです。その人たちは、最低時給でベンチャーの経理部長を3~4社掛け持ちして引き受ける代わり、ストックオプションをもらうという形で働いていた。

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2006年11月13日 (月)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん③

先行するアメリカの小売業を学ぶため、現地に移り住む

 総合商社のアパレル部門で活躍していた齊藤さんだが、入社してちょうど10年目に退職した。そのきっかけは何だったのだろうか?

「入社した頃は商品をつくれば自ずと売れたものですが、ある時期から急に売れなくなって、アパレルや卸からのクレームが増えるようになりました。細かい品質にクレームをつけられたり、売れないからといって在庫を引き取ってくれなかったり。

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2006年11月12日 (日)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん②

入社3年目でロジスティックの仕組みを一から構築

 齊藤さんは1988年に明治大学商学部を卒業後、大手総合商社に入社しアパレル部門に配属された。

「小学生の頃から地理が大好きで、いつかは地球の裏側に行きたいと思っていました。それで学生時代にアメリカを旅したときに『日本は豊かになったといっても、アメリカに比べたらまだまだだな…』と実感して、海外からモノを輸入する仕事をしたいと思ったんです。アパレル部門に配属されたのはたまたまです。第一志望は食品でしたから」

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2006年11月11日 (土)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん①

次世代事業と幹部育成を推進するファッション流通のプロフェッショナル

Saitou1_1  生産者から消費者に市場の主導権が移るようになり、ファッション流通の世界では自社で生産機能を持ち、市場の動向を的確に把握し、素早く品揃えに反映させて売り切るSPA(製造小売業)が盛んになった。齊藤孝浩さんはこうしたSPAの時代に対応した各種プロジェクトの支援と、それを通じた次世代幹部人材の育成を手がけるICである。

 また、齊藤さんが執筆しているブログ「ファッション流通ブログde業界関心事」は専門家の視点からニュースの裏側に潜む企業の真の狙いや時代の変化を的確に分析することで知られ、同業者からの評価も高い。

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もう少しアクセスアップの努力もしなさいと某氏からご指摘を受けまして(汗)
確かに、いい記事さえつくっていればOK、というだけではいけませんね。
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2006年11月10日 (金)

あとがき(三木康弘さん)

 ライターや記者はインタビューに行く際、事前に取材対象者に関する資料や著書等に目を通していくよう教育されます。深い話を聞くためには絶対欠かせない準備ですが、それなりに手間はかかりますし、恥ずかしながら時間の制約で十分準備できずしくじった経験も正直あります。

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2006年11月 3日 (金)

CIO代行・補佐 三木康弘さん⑤

相手の役に立つことを徹底してやると人脈ができる

 独立してから約1年。以前と以後ではどのような変化があっただろうか?

「おかげさまで、とてもやりやすくなりました。会社だとお客さんと話をする時に一度社内で意見を集約しなければいけませんが、そういう手間がなくなった。すべて自分で決められるのが大きいですね。

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2006年11月 2日 (木)

CIO代行・補佐 三木康弘さん④

CIO参謀」という仕事

 戦略系コンサルティング会社で3年間仕事に没頭し、自信をつけた三木さんは予定通り3年ちょうどで退職し、CIO補佐・代行を行うICとして独立した。

3つめの会社に勤務していた後期に、ある一部上場メーカーで本格的にCIO参謀として働きました。この会社のCIOはとても立派な方でしたが、それほどシステムに詳しくはなかったので、『プロジェクトの状況を分かりやすくまとめて、一緒に社長に報告してくれ』、『ベンダーが何言っているかさっぱりわからないから通訳して』、『現場に不満がたまっているみたいだから話を聞いてなだめてきて』等々、いろんなことをやりました。

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2006年11月 1日 (水)

CIO代行・補佐 三木康弘さん③

戦略系コンサルで3年間に11のプロジェクトに関わる

 会社員生活の総仕上げとして入社したのが、業界では名の知れた戦略系コンサルティングファームである。

「前のコンサル会社では『いいシステムを頑張って導入してね!』という仕事でしたが、戦略系のこの会社では『そもそもシステムを導入していいのか?』、『システムを入れる以外に方法はないのか?』といった地点からはじまる、雲をつかむような仕事になりました。話をする相手は経営者・経営幹部クラスで、課題も非常に難しい。

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