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2006年11月29日 (水)

特別編 アルゴノート社長 桐原文彦さん③

ICが失敗する20のパターン

 アルゴノートは2002年の設立以来、外部のスペシャリスト人材を活用してプロジェクトチームを結成し、企業に各種ソリューションを提供しているほか、人材派遣や経営幹部人材のあっせん等を行ってきた。

 桐原さんは自身の反省も含めこの4年間の試行錯誤から学んだ内容を「IC活用失敗体験」として20パターンに類型化し、IC協会で開催されたインタラクティブセミナーで講義している。以下にその内容を紹介しよう。

IC活用失敗体験―一緒に仕事をしてみて分かる特性

 シニア「先生型」
 何でも自分の過去の成功体験に当てはめるだけで、目の前の課題をどうとらえ、どうすれば解決できるかという考え方をしない。シニアに多い。

 若手張り切り型
 実務経験が乏しく、組織の力学がわからない。1人で何でもやろうと頑張りすぎ、無理がたたって風邪をこじらせる。20代に多い。

 内部統制志望型
 実務経験が乏しい、もしくは経験や知識の幅狭く対応できない。実務から遠ざかっているため理論先行になっている。

 欠点指摘型
 課題の整理は上手にやるが、解決策を提示できない。戦略系コンサルティングやアドバイザーの仕事をしてきた人に多い。

 コーディネート型
 仕事が人脈紹介に留まってしまう。営業案件のときに多い。

 お気軽第三者コンサル型
 経営者と気持ちの共有ができず、自分の関心テーマのみに問題点を見いだそうとしてしまう。「自分の仕事はここまで」と線引きし、コミットしない。

 経営者憧れ型
 1人なのに名刺に「CEO」の文字が…。ICの誇りはどこに?

 肩書き重視型
 MBAホルダー、あるいは出身企業名が名刺に書いてある。しかし、過去に在籍した会社はあてにならない。

 リクルート・IBM型
 出身企業の仲間内で仕事が来るため自力で営業する必要がなく、他のICの気持ちがわからない。

 外資系慣れすぎ型
 仕組みで仕事をすることに慣れているが、中小・ベンチャー企業は事業構造ができていないためうまくいかない。

⑪ “ガイジン”型
 うまくいかない理由を顧客のせいにする。失敗実績をつくりたくない気持ちが強く、社員を馬鹿にするため信頼されない。

⑫ ハッタリ型
 描く絵が大きすぎる。できないことはできないし、1人では何もできない。

⑬ 「自分は戦略コンサル」型
 力はあってもサービスが形として見えにくい。

 玉切れ型
 インプットを怠りアウトプットだけを続けたため、「玉」が出尽くしてしまい顧客に見透かされる。

 急造チーム不協和音型
 事業再生において急造チームは「誰がリーダーシップを取るか」で無理が出る。

 キーマン管理苦手型
 担当役員ばかりと話をし、社長に報告しないために不信感を招く。

 営業系TTP(テンプ・トゥ・パーム)型
 社員がその人の部下になる場合、入社後を意識し現場に気に入られようとして本来の役割を果たせなくなる。

 時間切り売り型
 時間単価を主張しすぎて融通がきかず、顧客の気持ちが離れる。

 スロースタート型
 営業系で垂直立ち上げを期待されているのに顧客とのスピード感が合わず、最初に信用を失ってしまう。

⑳ 「うちが悪いのよ」型
 当社(アルゴノート)のプロジェクトマネージャーの力量不足。

 この中でとくに多いのは④と⑥という。これは大企業で仕事をしてきた人がベンチャー・中小企業に関わったときに発生しがちなことでもあろう。

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