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2006年11月30日 (木)

特別編 アルゴノート社長 桐原文彦さん④

ICが実力を発揮する5つの条件

 桐原さんは前述した失敗体験を踏まえ、ICがプロジェクトで力を発揮するケースを次のようにまとめている。

①うまく使われる  
②奥様(旦那様)の後押し  
③社会的な使命感、自分なりの意義  
④キャリアアップへの執念  
⑤「良質のプロジェクトマネージャー+目的をよく理解しているメンバー+ぶれないクライアント」という組み合わせが実現したとき

「クライアントに『うまく使われる』能力は本当に大事です。ICの方にプライドも実力も実績もあることはよくわかる。でも、それをむき出しにしてお客さんと接してはうまくいかないわけです。夫婦関係と同じ。うまく尻にひかれているフリをすることが大事なんですね。私たちの仕事の場合、当社がプロジェクトを受託しているので、上手に我々に使われる意識を持っているかどうか。

 できるICは自分の会社を持っていたとしても、クライアントへ行くと気持ちよく『アルゴノートの○○です』と名乗ってくれます。当社の一員として堂々と振る舞ってくれる姿にはとても感謝するし、感動しますね。それができるのは、この仕事は当社が受託し、その中で業務に従事するという自分のポジションをよく理解されているからですよ。

 誤解のないように付け加えると、私たちがICより上だという意識はまったくありません。逆に、ICの方が当社を発注先として使ってもいいわけですから。大事なことは各々のケースにおける構図と自分のポジションを理解して行動できるかどうか。それがわかっている人は何をやってもうまくいくと思います。

 また、プロジェクトに取り組む自分自身の意義を見出し、当社がなぜこのお客さんとこういう仕事をしているのかという意図と目的を理解してくださるといいですね。あと、家族が応援してくれるかも重要なポイント。将来独立したいと思っている人でも、奥さんに反対されたらまずうまく独立できないものです」

 また、アルゴノートでは従来のオーダーメード型のサービスに加え、顧客企業がより利用しやすいようパッケージ化した「マーケティング代行サービス」と「内部管理体制強化支援サービス」をスタートしている。興味のある方はぜひリンク先を見て欲しい。

http://www.p-matrix.jp/power_matrix/
http://www.specialist-net.jp/news_releases/2006/03_14_nikkei.html

「なぜ私たちがこの事業をやっているかといえば、自分のやりたい仕事で自分らしい生き方をしたい人が1人でも多く、私たちの用意した仕事をやりながら充実した毎日、人生を送ってくれることにあります。この目的を達成するためにはやはり仕事を増やすことと、特定の人間に限定されない関与の仕方ができるようにすることが必要です。

 将来の構想としては、我々が手がけたさまざまなプロジェクトのノウハウを蓄積してデータベース化し、ロイヤリティを払えば利用できる形にしたい。世界的なコンサルティング会社では手がけたプロジェクトの詳細を全世界で共有化していますが、それを1つの会社の中だけでなく色々な立場の人が見られるようにするわけです。

 そのノウハウの蓄積が担保となって企業が当社に業務を発注し、そのプロジェクトに参加したい人が全国から応募する状態を実現したい。あるいは、たとえばサラリーマンで週末に地元の商店街振興のコンサルティングをやりたい人が、本人の実力に加え我々のノウハウを利用することで成果を出せるような状況をつくりたい。

 データベースの利用を想定しているのはビジネスパーソンだけでなく、主婦や学生も含まれます。私が狙っているのは色々な人が各々の事情を抱えながらプロジェクトに結集して力を発揮し、お客様に喜んでもらい、参加者にも新しい展開が生まれることにあるからです。

しかし、そのためのノウハウや事例はあまり蓄積・共有化されていないので、これをどんどん進めていかなければならない。前述した2つのサービスは、そのための第一歩なんです」(了)

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