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2007年1月11日 (木)

ITコンサルタント 柄本和夫さん①

外資系企業を得意とするIT保守・システム運用のプロフェッショナル

Tukamoto1_3IT技術者を必要なオフィスの皆様、IT技術者をシェアしませんか」

 柄本和夫さんが代表を務めるGACジャパンのHPでは、ビジネスの内容を端的にそう表現している。柄本さんは精密機械メーカーのシステム保守・開発業務、外資系通信会社のコールセンターマネージャー等を経て2004年、50歳で同社を立ち上げたICである。

「あまり資本をかけず、定期的に現金収入を得られる仕事としてIT保守業務をスタートしました。10~20人程度のオフィスで、IT専任者を雇うほどではないが必要としているところを対象に週1回程度、必要なときに出向いて業務を行う。そういう顧客を複数持つことでビジネスとして成立させようと考えました。

 

 具体的な作業としては、新しい社員が入社した際のPCセットアップやメールアカウントの作成からサーバーバックアップやメンテナンス、VPN(Virtual Private Network)を構築し自宅でも仕事をできるようにするといったことですね。

 私のサービスで特徴的なのは、外資系企業への対応力です。外資系は全世界で1万人規模の会社でも、日本のオフィスは10人くらいしかいないところがたくさんある。こうした企業のITマネージャーは経理部長が兼任していることが多いのですが、彼らは英語は理解できてもITはわからないケースが非常に多い。そこで私自身の経験をいかし、海外のエンジニアとの調整やレポート作成等も請け負っています。

 逆にエンジニアは英語が嫌いな人が多い。英語を勉強する時間があったら技術の勉強をしたいんです。だから外資系企業で長期間、海外のエンジニアとコミュニケーションをとってきた私のようなタイプは少ないんです」

 英語を自在に操るITエンジニア。そこに柄本さんの強みがある。とはいえ、柄本さんが東京理科大学を卒業後、最初に就職したのは国内の精密機械メーカー。自動車メーカーや製鉄所向けに生産ライン端末を製造・販売していたこの会社でシステムの保守を担当した。

「開発が強い会社だったのでみんな開発部門へ行きたがっていたんですが、私1人だけヘソを曲げて保守を希望しました(笑)。実は私の父もエンジニアで『最初に現場から入らないと全体がわからないよ』と言われていたんです。

 当時学んだことは、現場で起きたことが問題のすべてであって、上の方が問題と考えていることは必ずしも問題のすべてではない、ということですね。例えばある障害が起こったとき、当然上の方で対策をとったのですが、現場に調査に来なかったため、同じトラブルが別の機種でも発生することがありました。

 実は、このトラブルの原因は静電気でした。木枯らしが吹く頃になると静電気がおきて、あちこちの機械で誤作動が起きたんです。しかし設計者には想定外の事態で、静電気が原因だと言っても信じてもらえない。このときは結局、現場であちこちにアース線を張って電気を逃がし、動くようにしていました。今では考えられない話ですね」

(プロフィール)
1977年、東京理科大学卒業。同年、国内精密機器メーカーに入社し、システム保守ビジネスを探求。1996年、外資系通信会社に入社後、グローバルサポートセンターマネージャに就任。2003年、退職。2004年、ジーエイシージャパン設立。外資系顧客を中心とした保守運用サービスを始める。

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