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2007年1月16日 (火)

ITコンサルタント 柄本和夫さん⑥

複数のエンジニアで効率よく働ける仕組みをつくりたい

 ICにはメリットもあるが、困難な点もあると柄本さんは指摘する。

ICの悪い面は、病気になれないことですね。以前福岡に出張へ行ったとき、現地でインフルエンザにかかって40度の熱が出たのですが、それでも代わりはいない。その時はなんとか現場へ行ってやることだけやった後、ホテルへ帰って寝込みました。

また、1人で仕事をしていると、仕事が重なったときにどうにもならないという問題もあります。だから、IC同士でお互いに仕事を融通し合う仕組みがあるといいですね。病気になったら誰かが1日いくらで代わりに行く、というような。ICはそこが一番の泣き所だと思います。

将来的にはこの点がポイントです。代わりがいないと同じ時間にサービスを提供できる顧客は1社に限定されてしまいますから、コールセンターを運営していたときのように、顧客からの業務をコーディネートし、複数のエンジニアで効率よく動いた方が生産性がいい。私はその仕組みを作りたい。そうすると個人ではなく組織で仕事をすることになりますが、私はICになりたくてICになったわけではないので、そこは問題ありません。

だからといってどんどん事業を大きくしたいとも考えていません。人数が多すぎても負担が大変になってしまう。手の届く範囲、7~8名くらいで交代に勉強しながら仕事をできるようになれば。そうそう、勉強する時間がないのがICになって一番困ったことかもしれません。3年も見ていないと製品がすっかり変わっている世界ですから。

それに私自身、現場が見えるところにいないと面白くない。お客さんが『頼んでよかったな』と思ってくれている姿が見えないと安心できないんです。トラブルシューティングの場合、お客さんの顔が見えないと本当に仕事が終了したのかどうかわかりません。まあ、3年後はまったく別の構想を話しているかもしれませんが」

最近、柄本さんが嬉しく思っていることがある。それは、昔の同僚からの紹介で仕事の案件が舞い込むようになったことだ。

「今は大手IT企業で働いているコールセンター時代の同僚が、お客さんから『いい保守サービスの会社ない?』と相談されたときに、うちを紹介してくれることがあるんです。以前コールセンターを運営していたときの仕事ぶりを見て『安心して任せられる』と思われているようで、とても嬉しいですね」(了)

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