はじめに⑥ というわけで…
新しいタイプの自営業が出現した背景やその意味については、前回触れたダニエル・ピンク著『フリーエージェント社会の到来』に詳しい。ちょっと分厚い本だけど、今ぼくたちの周囲で起こっている働き方の変化について、刺激的な知見を与えてくれる。
ただ、2001年にアメリカで発行されたこの本の内容は、当然のことながら現在の日本の状況と一致するわけじゃない。また、最近は日本でも「自己雇用」や「個人請負」に関する研究論文を見かけるようになってきたけれど、それらのドキュメントから独立するときのワクワク感や先が見えない将来への不安感を感じとれることはないし、フリーランスとして生き抜いていくために大事な何ものかを得ることもあんまりない。
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