モデル原稿 その5
宮内さんが大学院に通いはじめたのは、仕事に行き詰まりを感じたからという。
「フリーになってからずっと、必死でいただいた仕事に取り組んできたわけですが、あるとき、ふと自分が生み出している価値はなんだろうと考えてみたら、どうも『情報加工職人』的になっているなと思いまして。要するに他人に聞いた話をうまいこと文章にまとめてはいるけれど、まだ誰も知らないような事実を掘り起こし、何らかの知識創造に貢献するような仕事をどれだけ手がけたかと言えば、正直、大したことはない。
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