2006年11月16日 (木)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん⑥

一つひとつの仕事にベストを尽くすことが最大のリスクヘッジ

 受注量の変化は当然、収入の変化にも直結した。また、働き方の満足感はどのように感じているだろうか。

「サラリーマン時代の収入と比べると、仕事が減った時期は7がけくらいに減りましたが、現在は受注量の増加を受けて倍になりました。働き方全体としての満足度も高いです。働いているトータルの時間は変わっていないと思いますが、時間の使い方を自分でコントロールできるのが大きい。会社員時代、仕事があってもなくても毎日定時に出社しなければいけないことがいかにストレスになっていたか、今実感しています。

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2006年11月15日 (水)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん⑤

ブログの開設と営業アプローチの変更で受注を増やす

 血縁もなく30代で100億円企業の取締役になれれば、サラリーマンとしては大成功と言えよう。しかし、齊藤さんは当初の予定通り5年間勤務した後、独立することを決意した。

「退職のきっかけは、もともと5年間という想定がありましたし、プロジェクトを一通りやり遂げたという達成感が大きかったですね。4年目で仕掛けたことが5年目に成果として数字に表れましたので。ちょうどその頃、日経MJにIC協会の記事が大きく出たのを見て、これからはこういう生き方だよねと触発されたこともあります。

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2006年11月14日 (火)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん④

業務改革を主導し、3年間で在庫の20%削減を達成!

 アメリカで実地に小売業を学ぶ生活の中で、齊藤さんは将来のワークスタイルのモデルとなる人物と出会った。

「サンディエゴには若手のアントレプレナーが集まって交流を深める会があって、その中には大企業の管理系の役員を経験しリタイアした後、アントレプレナーの支援をしている方たちが3人くらいいたんです。その人たちは、最低時給でベンチャーの経理部長を3~4社掛け持ちして引き受ける代わり、ストックオプションをもらうという形で働いていた。

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2006年11月13日 (月)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん③

先行するアメリカの小売業を学ぶため、現地に移り住む

 総合商社のアパレル部門で活躍していた齊藤さんだが、入社してちょうど10年目に退職した。そのきっかけは何だったのだろうか?

「入社した頃は商品をつくれば自ずと売れたものですが、ある時期から急に売れなくなって、アパレルや卸からのクレームが増えるようになりました。細かい品質にクレームをつけられたり、売れないからといって在庫を引き取ってくれなかったり。

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2006年11月12日 (日)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん②

入社3年目でロジスティックの仕組みを一から構築

 齊藤さんは1988年に明治大学商学部を卒業後、大手総合商社に入社しアパレル部門に配属された。

「小学生の頃から地理が大好きで、いつかは地球の裏側に行きたいと思っていました。それで学生時代にアメリカを旅したときに『日本は豊かになったといっても、アメリカに比べたらまだまだだな…』と実感して、海外からモノを輸入する仕事をしたいと思ったんです。アパレル部門に配属されたのはたまたまです。第一志望は食品でしたから」

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2006年11月11日 (土)

ファッション流通IC 齊藤孝浩さん①

次世代事業と幹部育成を推進するファッション流通のプロフェッショナル

Saitou1_1  生産者から消費者に市場の主導権が移るようになり、ファッション流通の世界では自社で生産機能を持ち、市場の動向を的確に把握し、素早く品揃えに反映させて売り切るSPA(製造小売業)が盛んになった。齊藤孝浩さんはこうしたSPAの時代に対応した各種プロジェクトの支援と、それを通じた次世代幹部人材の育成を手がけるICである。

 また、齊藤さんが執筆しているブログ「ファッション流通ブログde業界関心事」は専門家の視点からニュースの裏側に潜む企業の真の狙いや時代の変化を的確に分析することで知られ、同業者からの評価も高い。

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2006年10月24日 (火)

起業・経営コンサルタント 佐藤一郎さん④

「今は夢を一つ一つ実現できている」

 独立した際のビジネスコンセプトは、中小企業を顧客とする資金調達や創業支援のコンサルティングを考えていたという。顧客はどうやって開拓したのだろうか?

「銀行時代の人脈は一切使っていません。銀行を出た自分がその顧客にアプローチするのは潔くない。過去の遺産に頼らず自分で開拓していくぞ、と。コンサルティング会社時代のつながりの仕事も、ほとんどありません

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2006年10月21日 (土)

起業・経営コンサルタント 佐藤一郎さん③

転職しコンサルティング能力を磨く

 佐藤さんは銀行を退職し、コンサルタント会社に転職した。ただし、佐藤さんは退職するまで一切転職活動をしなかったという。

「銀行を辞めるときに二つ決めていたことがありました。一つは、銀行の伝手を使って仕事をしない。二つ目は、銀行に勤めている間は就職活動をしない。まだ銀行に籍を置き、責任ある立場にいながら転職活動をするのは、自分の美学に反すると思ったからです。逆に言うと、半年や一年失業しても、そのくらいは食いつなげると考えていました。

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2006年10月20日 (金)

起業・経営コンサルタント 佐藤一郎さん②

生活の安定より、自己実現を優先したい

 華やかなイメージのある銀行の国際部門で働いていた佐藤さんだが、香港から帰るとき、新たな職場として国内支店勤務を希望した。

「当時はしばらく海外に勤務すると、“リハビリ”と称してよく検査部でワンクッション置くことが多かったのですが、私は直接国内支店に戻してくださいといったんです。私は外語大卒ですが横文字の生活が嫌だったことと、銀行員としてのキャリアが偏っていたのでそろそろ変えたくなったんです。本部で6年、海外で4年近く働きましたから外語大卒として採用してもらった分はもうお返ししたでしょう、今度はやりたい仕事をやらせて欲しい、と。

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2006年10月19日 (木)

起業・経営コンサルタント 佐藤一郎さん①

起業家や経営者の事業・資金計画を支援する「元銀行支店長」

Satoichiro 「元・銀行支店長」の経歴を持つ佐藤一郎さんは金融機関、コンサルティング会社で25年間勤務した経験を生かし、事業・資金計画や金融機関取引に関するコンサルティング、およびセミナーや研修の講師として活躍するほか、大学でも教鞭を執っている。

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2006年5月18日 (木)

NPO法人IC協会理事長 秋山進 さん⑤

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私がICの方たちの話を聞いていて意外だったのは、折にふれクライアントに対する愛着や思い入れが感じられることだ。雇用契約ではなく業務委託でバリバリ仕事をしている人というと、何かドライなイメージがつきまとうが、実態は少し異なるように思う。

「そこの会社の人として仕事をするのがICですからね。やはり、それぞれの会社に対して愛着がないと。たまには腹の立つことはあるでしょうけれど(笑)、ICは契約先の会社が成功を収めるためのお手伝いをしていて、その会社や商品、お客様に愛着をもって仕事に取り組まないと成功はできませんから、愛着があるのはいいことだと思います。

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2006年5月17日 (水)

NPO法人IC協会理事長 秋山進 さん④

2年半のIC協会の活動でICの存在がある程度認知された結果、企業の側の変化も起こってきたと秋山さんは語る。

「企業から『ICを使いたい』というご相談がすごく増えています。それも部分的でなく、もっと業務委託の人を当たり前に使えるよう、現在の人事制度のあり方も含めて全部変えたいという話がけっこうあるんですよ。さすがにそうなると単にご相談にのるという範囲を超えるので、IC協会員の人事コンサルタントの人たちでチームを結成し、そういうご希望に応えられるようなサービスをつくるのが急務の課題だと思っています。

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2006年5月16日 (火)

NPO法人IC協会理事長 秋山進 さん③

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秋山さんは新規事業開発やCEO補佐、コンプライアンス・オフィサーなどの業務を手がけている。詳しくは『インディペンデント・コントラクター』(秋山進+山田久 日本経済新聞社)をぜひ読んでほしい。著書も多数あり、なかでも最初の著作『愛社精神ってなに?』(プレジデント社)を出版したのは1992年。まだ20代のときというから驚きである。

「この本の出版はたまたまですよ。私がリクルートで一緒に仕事をしていたライターさんに、『最近、ぼくらの大学の同期すぐ転職するんですよ』と話をしたら、『それ面白いね。本の章立てみたいなもの考えくれない』と言われて、ぱっと書いて出したんです。そしたら、出版社から『秋山さん、やることになりましたから』と電話がかかってきた。何の話かまったくわからず『何をやるんですか?』って聞いたら、『秋山さん、本を書くんですよ』って(笑)。だから、別に自分の意見を打ち出したくて書いたわけではありません。

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2006年5月15日 (月)

NPO法人IC協会理事長 秋山進 さん②

IC協会はICの普及や長期傷病時休業補償団体保険(Long Term Disability)への自動加入、ICスタートアップ支援といった活動のほか、IC憲章・ICビジネスガイドラインの制定と研修の実施、独立プロフェッショナル・コンプライアンス資格制度の発足など、会員のコンプライアンスや職業倫理意識の徹底に力を入れている点に特徴がある。

「結局、ICという働き方を確立させていくためには、プロフェッショナル意識がないとダメだと思うんです。一社しか出入りしない正社員とは違って、複数の会社の仕事をする人は、ヘタをすると競合他社の仕事を一緒にしてしまったり、A社の情報をB社に持ち出してしまったりするかもしれない。

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2006年5月12日 (金)

NPO法人IC協会理事長 秋山進 さん①

Akiyamasi

インディペンデント・コントラクター(IC)とは雇用契約ではなく、業務単位の請負契約を複数の企業と結んで活動する独立した個人を指す。要は企業の内部に入り込んで仕事をするホワイトカラー職人のことで、その意味で従来から使われてきたフリーランスという言葉とは異なる響きがある。この言葉を最初に使い出し、2003年末にNPO法人インディペンデント・コントラクター協会を設立したのが秋山進さんである。


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